只野ハルのお気に入りの歌一覧
弦跳
苦しみを湯に溶かしては一人飲む 至極簡単な朝の一杯
1
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芯平
少し前のことなのにどんなふうに生きていたとか忘れてしまった
1
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詠み人知らず
柿の枝切り落としてと頼まれる小春日和の土曜日の午後
1
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白亜
また一つ 浮かんだ言葉 並べかえ こころの模様 編んでおり
8
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美紗
夜を行く 孤独な女の 夢の跡 想いは遥か 君の元へと
5
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詠み人知らず
何をする 何したいのか わからずに ただ時間だけ 確実に過ぎ
2
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あるある
その人の名を夕刊で読む雨の夜はグールドをリピートして聴く
1
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あるある
讀みかけの本より落ちし押し花の匂ひを君が香りとぞ知る
3
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詠み人知らず
年末と年始のゴミを詰め込んで集積所もまた始まる今年
4
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宙(そら)
足跡よ 何處へ行かうと 迷ふのか 今年も明けて 彷徨ひ續く
7
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芯平
外からの大きな変化まつよりは小さなことを続けてみよう
3
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山本克夫
いつだってうすれてく街角をひだりにまがるそんな暮らしだ
2
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山本克夫
弱すぎてとどかないのか わたしには 水中から見上げるやうな冬の陽
3
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車男
パソコンに向かうはイブも変わりなく ホルダーの茶をストローに吸う
5
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紫苑
言い募り責むる刃と使われし三十一文字を見るぞかなしき
15
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伊織
さみしさを持ち運ぶのに飽きたので 携帯電話を探さない朝
24
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白亜
せめて今 良い歌をまず詠まんとす 吾がため そして 集う人のため
6
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芯平
知らずとは書いてあるけど知っている 春と名乗れば戻ってこれる
9
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伊織
三次元の中では一番好きだよと言われてみれば嬉しいものだ
4
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車男
文庫本めくれし頃に読み耽り泣き腫らしたる砂の器よ
7
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