おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
もなca
庭先に群れ咲く紅い曼珠沙華をたずさえ上る寺の石段
11
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舞
木洩れ日に実りて落ちる銀杏の香の満ちてあり豊穣の秋
12
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日向猫
さびしいと嗚呼さびしいと言ってみる なんの救いも期待はせぬが
18
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もなca
水底に沈めたはずのあの人のかけらは月夜にきらきらひかる
15
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卯月
子ではなく子の配偶者に罪を科す祖母と母とはとても似ている
11
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恣翁
寝ねがてに 永き夜過ぐし 夜具の上の素月に季の移ろひを知る
17
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日向猫
愛されて傷つくのなら本望と角ある身にも心はあろう
20
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たんぽぽすずめ。
君とまた会える日願う温もりで欠け始むかな中秋の月
24
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inosann
刷毛にのせシュッシュッシュッと付けたよに並んだ雲の白さが映える
11
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遠井 海
台風の前夜祭かもカゴのなか山盛りにして並ぶレジ前
10
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ヒナ・ヒナタ
この雨がやむより先にわたくしのひとさし指がアドレスを消す
19
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村上 喬
窓ガラスたたく雨音遠ざかる光の軌跡 水底の街
17
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遠井 海
ただ単に相づちマシンが欲しい子と一緒に食べるお昼のマズさ
4
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恣翁
裏山の白き尾花を揺らしては 頻りに鳴ける鹿の声寒し
17
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みやこうまし
生きること只それだけが値打ちかな 生きる意味など知るよしもなく
11
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紫草
暗闇に憂い持てあます私のこの夜この庭スイッチョン鳴く
11
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芳立
くるほしきひと夜の雨がのこしたる水たまりには君のあき空
9
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日向猫
傳はらぬ眞ぞ通ふ血に染まる曼珠沙華こそ哀しき花なれ
22
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もぉりもり
めらめらとわたしを撫でるてのひらを水にも火にも似てると思う
14
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只野ハル
ものわすれ失せ物すべて他人のせい母は収まり父は始まり
9
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