おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
いり子
問の三 本当のことを言いなさい。ただし私を傷つけぬよう。
20
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いり子
「サンタさんいるよ」と同じ優しさで父親に言う「彼氏いないよ」
33
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日向猫
長雨の終わりをそっとたしかめる ベランダ越しに傘を数えて
23
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たんぽぽすずめ。
嘘と嘘足して結局笑い合う嘘ならそれも必要な嘘
23
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日向猫
アラームが雨音に溶けてたよりなくベッドに浸み込む雨の憂鬱
24
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遠井 海
デタラメな鼻歌ふふん水筒にリュックおむすび秋晴れの朝
21
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ヒナ・ヒナタ
唇の端のほくろを食べたくてこぼれぬようにそつと重ねる
16
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南美帆
いにしえの人は歩きて逢ひにゆく逢う喜びも深かりしこと
8
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日向猫
咲き初めしまだ丈ひくき秋櫻や やがて地平をかたちづくらん
21
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あき
このくちで編んだ呪いはするすると空気にとけてあのひとが吸う
129
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日向猫
己が顔 強く見せるは脆さゆえ 脆く見せるは強かさゆえ
20
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みなま
あの日々の蝋で固めた感情が夏の暑さでとけてながれた
12
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もなca
わだかまりひとつ抱えた朝に焼くトーストは少し焦げ目がつよい
19
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遠井 海
二十年前の証明写真からそれでいいの?と責められており
14
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もなca
秋の夜のふとんの重み心地よくひなたの匂いに顔をうずめる
6
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みなま
あぜみちを埋め尽くしたり彼岸花花咲き山の谷もかくやと
14
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詠み人知らず
社会への怒りを清く持つ人は 攻撃性を笑いで隠す
18
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恣翁
バリバリと 紙の焼けたる音のして 蛇の目は燠に火葬されたり
21
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恵
心からカサッと何か落ちましたあぁやっと私あなたを忘れられる
16
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遠井 海
終日を見知らぬ人に弄られてふれあい広場の身売りのウサギ
8
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