潮月繁樹のお気に入りの歌一覧
やん
甲子園 怪物たちの栄光より 去りゆく敗者の涙輝け
12
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やん
真っ黒な 祭りの後に君と僕 火薬の香りだけにくるまれ
11
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やん
冷凍庫 ジュラ紀の肉を 発掘し 食べられるだろうと笑う母
20
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都詩
崩れては強い力で引いてゆく波に奪わるる足元の砂
15
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新座の迷い人
若い頃 海釣り夢中 懐かしく老いてはそれも 叶わず空し
7
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野々花
帰りたくないのだろうか送り火が夜風に紛れ部屋へ逃げ込む
8
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野々花
涙さえ流せず過ぎた父の死に代わりに泣いた空が愛しい
8
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ちはにゃん
ワイシャツのぬけがら釦をつけながら「月夜の浜辺」を口ずさむ夜
7
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詠み人知らず
この夏の吾は麦酒と枝豆に救われている24時間
5
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詠み人知らず
安心を積立て蓄えられたなら毎年チューブ飲まなくて済む(のに
2
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詠み人知らず
愛情をついばみ君はまた帰る夢を育てて戻っておいで
6
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詠み人知らず
また今日も此処で信号5回待ち 陸軍の列 切れることなし
14
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詠み人知らず
田の蛙庭の蟋蟀鳴き交わす夏から秋へ移る束の間
8
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詠み人知らず
波の色はそれとも見えず風の音に秋を知るらむ須磨の関守
10
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むくり
いかでかは 日々の切なる 嘆きさえ過ぎ去りみれば 短き思ひ出
7
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愚と楽
過去の愛はいたってシンプル。わかることただそれがいまココにないこと
11
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愚と楽
いたわりのキモチが消えてふと気付く 赤の縁なきひとりとひとり
12
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鳰
すべり落つすばらしきかな黒髪の滝ながるるは白き襟足
7
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舞
ひと夏を鳴き足りて落つ骸には手向けとやせん鈴虫の声
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千映
遠き恋 今再びの喜びを 小さな店の 珈琲が知る
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