千草のお気に入りの歌一覧
葛城
斯かる折り吹聽せざるにしくはなし皆つつしみてやり過ごすべし
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葛城
物音のひとつとてなき朝の庭に引かれるを待つ青き草ぐさ
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葛城
段々と身近に迫る災いの影に覺悟はまだ出來ぬまま
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あぶく
ぽつぽつと無口な父の問いかけの言葉をつなぐ遠き雨音
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あぶく
ひとり寝の私をわらう三日月のかたちに剥げた赤いペディキュア
14
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灰色猫
日本と存在していた異世界と一体どちらが故郷だろう
15
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桃山
連休中一日だけの約束に時間をかけてスケジュール組む
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名鈴
ノーマスクピクニックなる新語あり 二度見三度見 言い分を読む
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横井 信
窓際に若葉の揺れる木漏れ日も夏の暑さのまぶしいひかり
19
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滝川昌之
競馬場跡地に散れば櫻花 蹄鉄型の花弁を降らし
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ななかまど
愛猫が餌をねだりて媚びるときその時々の多彩な演技
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へし切
みどり葉の数を言問ふ岩つつじ言はぬが花よと咲ききそふかな
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音弥
一塊の隕石内の水の痕に地球の起源を立証するらし
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ななかまど
まあいよし線路の継ぎ目にまどろみて春の桜に今日の旅終ゆ
13
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横井 信
満開の桜を見上ぐ人もなく共に歩くは十六夜の月
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横井 信
あしたには舞い散る花もあたらしいひかりあふれる弥生の終わり
17
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滝川昌之
白線が引き直されて年度末スクールゾーンは準備完了
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へし切
櫻木も青葉ちらほら夏模様 笊そば並ぶコンビニの棚
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へし切
別れあり新たな出会い 青春の朝に旅立て 夢の向こうへ
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桃山
枝先に咲き出す花のひとつあり老樹の桜の渾身の春
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