文麿のお気に入りの歌一覧
芳立
まだ何が満ち足りぬのかぬばたまの真夜中に鳴く東京の蝉
6
もっと見る
夏恋
我守る君の両手がほどけたら色失せ味無い現場になるな
8
もっと見る
みなま
強烈な陽射しに瞳射抜かれて白昼夢が横切る目蓋
9
もっと見る
みなま
夏の陽に身の内に秘める悦びの 立ちあらわれて目眩する午後
9
もっと見る
日向猫
パッと咲き散りゆく色を眼で追って轟く音を腹で味わう
17
もっと見る
みなま
かなたより届くあなたのその声に肩の荷軽く心しずまる
11
もっと見る
みなま
ひとの世の機敏よりもなお上空の次元のモノとの交渉してて
7
もっと見る
みなま
空蝉のとまれる枝はそれぞれにことわりありて選ばれしもの
7
もっと見る
みなま
お父さんそろそろ帰ってきはるよ、と好物などを いそいそ並ぶ
14
もっと見る
詠み人知らず
あなたへの募る想いが飽和して弾けたような夕焼けの空
7
もっと見る
みなま
窓口で怒鳴る団塊世代あり怒りは静かに告げるべきもの
10
もっと見る
みなま
よし、今日は 七月最後の日となりてヘタレなアタシも最後にするぞ
11
もっと見る
三嶋
五本入りアイスの最後一本が君に魔法をかければいいのに
5
もっと見る
みなま
分三(ぶんさん)は副作用が出ちゃうかも救われるならそれでもいいの
6
もっと見る
みなま
そのわざで傷んだ心よみがえり蕾宿せる湿り気おびて
7
もっと見る
日向猫
一大事!君の爪から飛んでった三日月集めに銀河を駆けよう
13
もっと見る
夏緒
夏草と雨露のにおいを馬の子であったわたしも嗅いだのだろう
6
もっと見る
みなま
哀しみは独りの部屋に住んでいてとびらを閉じた吾を迎える
12
もっと見る
みなま
なくなったものばかり見て嘆くなと 吾子を眺めて己鼓舞する
8
もっと見る
紫苑
蝋伏せの隙よりにじむ夕焼けは我がすぎゆきをふたたび語る
6
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[132]