偽嫁のお気に入りの歌一覧
もやし
春の雪過ぎた季節を巻き戻し肩抱き寄せて歩く夕暮れ
9
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もゆや
人の世は常が苦難と知ってこそ憂いの闇に光差し込む
5
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あき
逃げられし夫をなおも思いては日に千人を殺す愛情
17
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あまおう
隣人の庭に咲いてる花の名がやたら気になる初夏の通勤
29
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あまおう
鮮烈なつつじに似てる口元をついばみたいな初夏の蜜蜂
26
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詠み人知らず
突っ伏して丸太のように寝る夜は きっと誰かが守ってくれる
23
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みやこうまし
陽光に新芽ひらきて葉となれば古きは落ちて腐葉土めざす
8
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舞
ベランダの色とりどりの洗濯と覇を競いたる鯉のぼりかな
15
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恵
ゆっくりと更けてく夜にただ一人既読マークを見つめておりぬ
28
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桜園
幼き日さつきに口づけみつ吸いし初恋のごと甘き思い出
17
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詠み人知らず
祝日の朝は清しく通勤の 側溝の花ちらりと見やる
17
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みやこうまし
悲しみをもろに漏らさず歌に詠み薄めて散らす趣味と言うもの
21
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舞
一輪をトイレの隅に添えてゆく掃除夫のあり赤い野の花
18
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みやこうまし
ぽっくり死気には掛けねど子も願う筈と思いて苦笑いせり
13
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しげ
悲しみも怒りも改札(ここ)に置いていけ家に着いたら笑えるように
19
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恣翁
禅林に 茶釜の湯気の立ち昇り 落花の風に君を思へり
34
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inosann
ゼロ戦と水面ギリギリ飛ぶつばめ戦後うまれがダブらせている
11
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詠み人知らず
あの人のホームページに殘りたる七年前の名前懷かし
3
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ヨシヱ マチコ
「遠距離って一回やってみたかってん」君の笑顔に救われている
7
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きびなご
旅先の ホテルのベット 一人寢は携帯握り うたのわ巡り
7
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