南 骸骨のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
大根を樽に漬け込みとんとんとまな板たたく冬冷えの朝
17
もっと見る
五穀米
いにしえに左翼音楽編みしひと今お屋敷にロココの装飾
2
もっと見る
みなま
後悔の意味を知らずにきたわれは夫の瞼ただ眺めおり
6
もっと見る
遠井 海
おたふくの我が子を人に預けつつ不甲斐なき母他人の子を看る
22
もっと見る
燈子
夢にのみ現るひとを忘れたい眠らなくとも日付は変わる
3
もっと見る
詠み人知らず
風邪を引きむずかる孫の熱き手を水に晒した我が手でくるむ
21
もっと見る
夏恋
携帯もスマホも出来ぬ親らにはうちらの悩みの仕組みも知らぬ
6
もっと見る
浅草大将
ふる雪のいまだみなれぬ棹させば紅葉の筏みだれつつゆく
10
もっと見る
横雲
肩掛をはずす前より手を引きぬ待ち人の手の冷たかりしよ
4
もっと見る
只野ハル
背の高い君に合わせた助手席は今もそのまま残り香消えて
4
もっと見る
bpm910
雨の朝 不安の内に覗きこむ あさげの椀に木星を見た
1
もっと見る
文麿
雨上がり葉はみな落ちて侘びぬれば後ろ姿のなお遣る瀬なし
7
もっと見る
市川春水
一心に草食む肉牛の児を見ると生きているという感じがする
7
もっと見る
うさぎ
君は今誰を見つめてるのですか「俺は元気で明るい子が好き」
5
もっと見る
いちにのパッパ
ブランコがゆれるたんびにジイジ!って二歳が呼んで爺は輝く
7
もっと見る
みやこうまし
西日うけ光輝く大銀杏黄金まだらの黒影伸ばす
10
もっと見る
たかなしゆり
金曜日午後 図書館で赤シート越しに向かいの人と目が合う
3
もっと見る
紫苑
読みさしの本を閉じれば暗がりに花首ひとつほとりと落ちぬ
17
もっと見る
コーラ
処女から産まれた童貞のお誕生日にお前らときたらよぉ
6
もっと見る
詠み人知らず
今シーズン初のコートのポケットに チョコの一片 眠っていたよ
14
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[36]