南 骸骨のお気に入りの歌一覧
偽嫁
見切り品年末だからセール中看板娘の在庫は一つ
3
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詠み人知らず
お互いに日々少しずつ老いながら 行ってらっしゃい お帰りなさい
171
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みつき
耐えきれず落ちる冬窓の結露のようなもう無い星の煌めき
1
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恵
看病が出来ない我にふと気づくオリオン見上げる冬の夜かな
15
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せいか
やせ細り寒空の元死ぬ民の命の犠牲は比国に沈む
3
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恣翁
此処に死する人の髑髏は 灰となり 風に 瓦礫ゆ巻き上げにけり
27
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碧宮煙草
ひたすらにフォークを拒むパイ生地に愛しい誰かを思い出したり
5
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由良
固く結んだ花弁の芯までも開かせてゆく君の旋律
6
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紫苑
残照を抱いて揺らるる高架より紺青の空に身をゆだねけり
10
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りゅう たいせい
体重計朝の数字がふと浮かび売り場の唐揚げ取っては戻す
6
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詩月恵
手のひらのジグザグな傷くちびるでなぞれば君の過去に出くわす
4
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いちにのパッパ
苦しみも味わいながら生きるからたぶんまた今日うたが生まれる
6
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遠井 海
海ちゃんはワイルドだぜぇ胸章を洗濯しすぎて字が読めないぜぇ
4
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桜園
凍てつきし白き大地は朝日浴び霜のとけだす光はなちて
19
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五穀米
身震いをさせて市販の風邪薬このまま眠りてもよき心地
2
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五穀米
プロペラ機の舞台装置を動かしてスーパースターはやって来たりぬ
3
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紫草
手を触れてそっと引き寄せ抱きしめる君の隠れた奥の片側
17
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夏恋
どや顔と被害者面の上手い奴我をいけずなお局にする
5
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詠み人知らず
梅田から地下鉄に乗り難波まで仕事で来ても愉しげな街
14
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ふきのとう
幼子にサンタのカード買い求めささやかな幸に心なごめる
10
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