南 骸骨のお気に入りの歌一覧
暁真冬
遠からずいつか迎える別れでも今はこの手に永久を感じる
5
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光源氏
いつしかと思ふ我が身に有り明けの月はつめたくさえ渡るのみ
11
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鍬乃呑
金品に見捨てられれば殊更に今日も浪費をしてみたくなる
2
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遠井 海
うっかりと「安全カミソリ」なるものを過信し眉ににじむ血液
5
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千巻
おくびょうな蟹のわたしをやわらかに潤してくれる水瓶の君
5
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紫苑
ZIPPOをともす指のたまゆらに寄り添ふひとの宇宙を統べる
5
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まがね
くしゃみ一つすれば隣で眠る母「大丈夫か?」と寝言を一つ
10
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卯月
神様がもし謝ってくれるならわたし 自分を赦せるのかな
2
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白亜
雲の間にゆるりと出でて月を浴み つばさなき背のはつか透きゆく
9
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みなま
闇の中 灯りを見出だす業だけは長けた気がする アンタに 添うて
5
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浅草大将
今朝きるは一夜をなべてうち川の冬のいそぎの衣なりけり
8
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五穀米
お歳暮として贈りたし文具には夢と願いと約束添えて
6
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碧宮煙草
絶え間ないクリスマスソング聞きながらぱりぱりと我揚げ芋を食む
3
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ふゆ
この冬の料理せぬ吾ささやかに叱るが如く口の端切れる
4
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よも式部
今までに聴いたことない音楽も あなたのせいで好きになりそう
11
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偽嫁
この部屋の上座は暖炉の目の前で濡れたブーツの特等席だ
5
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きびなご
着ては脱ぎ 脱いでは着ける 服えらび ただファミレスに 行くだけなのに
3
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あまおう
はつゆきにブーツすべらせ両翼でバランスを取るきみはしらとり
23
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いちにのパッパ
今朝はまだ君が目覚めてくれぬからパパは帰ってないことになる
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詠み人知らず
呼び止める自宅探して歩く人「疲れたでしょう。車に乗ろうか」
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