猫実主税のお気に入りの歌一覧
芳立
サウダージ夢がさめたらあさぢふの小野リサだつて歌へやしない
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桜園
夏木立夢中で蝉をとりし子らアキアカネ見つけ追ひていきたり
16
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恣翁
苔多き槐の径を 一心に 客迎ふべく 落ち葉を掃けり
15
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恣翁
夜の浜に 藻塩の草で蒸し焼きし 月夜の蟹を 殻ごと食めり
21
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紫苑
限らるる日を寄り添ふる君なればためらひの指わが髪を梳く
16
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紫苑
祭壇の誓ひに応ふるすべのなきわが胸ぬちを人こそ知らね
12
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浅草大将
いまだしも色をかへでの下風に秋はたつ田のかすかなる声
10
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浅草大将
青丹よし鳴らぬといへど土に埋もれ黄泉には響け長崎の鐘
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詠み人知らず
いかばかり涙の落つる夕べかな海より出ずる月はあらねど
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詠み人知らず
水を打つ黒き羽影を見送りて弔ふものなきしづもりに落つ
13
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詠み人知らず
クマゼミは鳴き尽くしけり闇に置くななとせのちの子を知りもせで
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詠み人知らず
きりぎりす朝に鳴くなる風の中夕べ見しゆめかなしからずや
13
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詠み人知らず
かくばかり身をすくものか月影と闇のあはひに秋風ぞ吹く
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紫草
「こんにちは」明るい君の挨拶に日照りのなかも涼風の立つ
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桜園
亡き祖父の俳句の短冊出できしにしみじみ読めば涙溢れぬ
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桜園
はなやぎし百日紅の下陰にかそけき萩のうすきくれない
15
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浅草大将
神ありと大音声に呼ぶ我に師のにくしみのひとみ燃えつつ
18
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浅草大将
野に逢へば暫し夢路の草まくら仮寝の君にうつつ添へずて
14
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浅草大将
世の様を見ざる言はざる聞かざるの数をましらと我もなりしか
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紫草
ワイシャツのボタンを外しその下のあなた自身に顔を埋める
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