詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
大きなる円の軌跡を 盲ひたる乞食や 沙に辿り続けむ
13
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芳立
わが事とたれかおぼえむ紅旗がつひに戎を討ちに起つなり
5
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芳立
君がつむ菊にも南スーダンにつむ屍にも御光の照る
8
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芳立
うたふとて初音は里に聞こえねど八とせ経てこそ立つ音もあれ
6
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恣翁
乙女子は 己が汚れを 黒き血のダリヤにも見て 安堵の息吐く
13
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河のほとり
衣手の月の光になぐさめよわが明らけきこころ宿ると
8
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恣翁
三日月は 死を恋ふる詩綴らむと インクに浸れるペン先なるかも
18
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卯月
花を海を星を追いかけどこまでも少女の夢は永久に輝く
3
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恣翁
秋桜は 花弁一つ動かさで 淡き光を散りぼはせけり
17
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恣翁
啄木鳥の敲き止まざる邪な音の 我が胸の森に響けり
21
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卯月
「知りたい」と「生きたい」の果て未来への想像力は地平を超える
7
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芳立
さやかなり夜長に月のかげさして虫の音たえぬ少女子の墓
10
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恣翁
岩山の猿の群れは 掌に盛りたる玉を貪り食らふ
11
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卯月
向日葵がまっすぐ空へ伸びるように届かなくても幸せでした
5
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紫苑
君あげしシュプレヒコールとほつかた夏のおはりの風に乗りきぬ
12
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只野ハル
積極的平和主義と言うのなら難民受け入れ積極的に
7
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小林竜太
海沿いのカーブを少しはみ出して少年が羽化してゆく晩夏
15
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小林竜太
青空のビニール袋鋭角に曲がりて風のありかを示す
10
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卯月
このわたし、文字列、言葉、物語、今ここにいてあなたを記す。
5
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芳立
鳴る神のおとせぬままに稲妻のあかき思ひに寝覚めぬるかな
10
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