あかつきのお気に入りの歌一覧
ケンイチ
さめざめと泣く五月雨を聴きながら毛布を纏ひ本を読む朝
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トウジさん
人は皆 老い死すために 生きしかと 若き頃には 思いもよらず
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ななかまど
堤防を越える川風さむければ鰻は外す土用丑の日
10
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ケンイチ
何ひとつ触れぬこととしバスに乗り終着駅まで右を見てゐる
12
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ななかまど
年寄りの域に達することなるや些事に角立つこと多くなり
10
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横井 信
ちから無く地面に落ちるクマゼミや梅雨明け前の虫たちの夏
9
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滝川昌之
海開き無き湘南の砂浜にアジサシ群れて海取り戻す
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ケンイチ
弱さとか知らないふりして笑うから返す言葉が品切れとなる
12
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灰色猫
長雨に腐れる畑のトマトたち早くレッドに染め上げろ夏
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白瀬
クリックで迷惑メール削除するデータの君に罪はないのに
7
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滝川昌之
どことなく父母の気配の霧雨が迎え火跡のほうろくに落つ
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恣翁
いつもなら コンチキチンの囃子の音 聞けぬ今年も 鱧食らひけり
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はなしのぶ゙
過去からの附箋いちまいうち捨ててボーダーラインをひよいと越えたり
6
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うすべに
長い雨 あじさいの葉にしがみつく 空蝉の眼になみだをためる
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KEN
この雨に 何消し去らむ 忘れ草 年古る毎に 荒ぶ心の
11
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滝川昌之
「電停」と江ノ電の駅 呼ぶ甥は長崎生まれ市電の育ち
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トウジさん
大丈夫の 父は小さく なりにけり 定めといえど 卒寿過ぎたり
8
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千映2
東北の梅雨は寒いと便り書く冷凍酒粕あまざけになる
5
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是瓜
押さないでくださいと書いてあるボタン 今がその時、押すんだよ押せ
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名鈴
梅雨寒に 君は濡ちて 帰り来む 湯浴み支度し 待つ夕べかな
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