葡萄のお気に入りの歌一覧
本間紫織
僕の目に青き地球をすまわせる君と止まない雨と水無月
3
もっと見る
芳立
かみしむる味の苦きはちちのみの父のみの知る涙なりけり
9
もっと見る
風蘭
まだつよく吹く風のこる青空のうす綿の雲とおくに映える
20
もっと見る
風蘭
ねじを巻き再び動けいつまでも時を止めてはいられない夜
14
もっと見る
粕春大君
野分吹きて散りしあを葉は地をおほひ木々の枝間に青き空見ゆ
21
もっと見る
薫智
呼んでいた全てを刻み込むように君の名前を呼び続けてた
7
もっと見る
薫智
思い出も記憶も全部色褪せて嘘になってく日が来るなんて
8
もっと見る
まるえふ
さびしくてでも陽だまりのような場所僕だけの場所ひとつもってる
9
もっと見る
まるえふ
君が詠むただ微笑んで僕は読むただ微笑んでただ頬濡らす
3
もっと見る
はな
明日とかまぶしいものが見えなくてきみの肩越し天井を見る
7
もっと見る
はな
将来の約束なんてしないけど明日晴れたら海に行こうよ
10
もっと見る
ゆうくん
花菖蒲 雪散る山か 花びらを 染めて夜明けの 空の色降る
2
もっと見る
ゆうくん
夏至の風 握らんとする 蔦の生 陽に添いて伸ぶ 柔らかな手で
4
もっと見る
舞
傘あふれ肩へ流れる黒髪を濡らして飾る梅雨の白珠
8
もっと見る
舞
鈍色の空に彩る傘たちへ雨銀色に音もなく降る
9
もっと見る
詠み人知らず
葉の陰に隱れて咲きし朝顏も命を謳ふひと日の朝に
11
もっと見る
恣翁
梔子の咲ける中庭 鶏の鳴き 嫁笠を手に姑を追ふ
17
もっと見る
恣翁
雄叫びの消え 沈みたる折れし刃や 一夜の風に 魚なりにけむ
14
もっと見る
恣翁
送られし 癌に罹れる朋友の 闘病記録 胸奧を衝く
20
もっと見る
恣翁
おかっぱの追憶 淡き茱萸の色 ポートワインを 亡父と飲みけり
18
もっと見る
[1]
<<
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
>>
[63]