葡萄のお気に入りの歌一覧
光源氏
ひそやかに消ゆる思ひの戀なれどせつなく光る闇の螢火
19
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詠み人知らず
物差しがなくても距離は簡単に測れてしまう口調一つで
9
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河のほとり
夢をだに頼みしものを臥せばかつ明けたる夏の夜のみじかさ
14
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紫苑
さざ波の真砂を愛撫するところ大地と海の境目はなく
14
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紫苑
微笑みを浮かべしままに手折る手をしづかに刺しぬくれなゐの薔薇
12
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紫草
夕せまる片空だけの茜色山に埋めし揺るぐこころを
23
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紫草
六月の壺に插す花しづしづと水を吸ひ上げ發汗しをり
17
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詠み人知らず
薄紅に 染まる夕暮れ ぼんやりと 人待ち顔の 片割れの月
29
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あまおう
あの夏にきみが残した氷には味も香りも何もなかった
13
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あまおう
少しだけ寂しさに慣れ翻す不幸のマントが軽い気がする
11
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詠み人知らず
切り配るカードは紙のさばきかな引くも引かぬも神のまにまに
8
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桜園
おおらかな愛に包まるる心地して夏の海みてをり浜にすわりて
11
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風蘭
笹の葉の数より多い短冊の願いがみんな叶うといいね
32
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もなca
部屋中を甘い香りで満たしたるジャム用とされた苺のプライド
17
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詠み人知らず
うたたねの夢とききしか霞立つやまとことのは深山木のこゑ
9
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桜園
鈍色にきらめく何かをくわえつつ鷺とびたてり梅雨空の中
13
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もなca
やはらかに風吹きぬけてやはらかにさざめいてゐる木立ちも草も
10
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詠み人知らず
「アタシって、親不孝でしょ」電話越し見ていないのに浮かぶ泣き顔
3
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恵
丸くなり独り寝の夜の寂しさよ君が居ないと我は化石よ
9
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更紗
人生の道の途中でふと出会い あなたは登りわたしは下る
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