葡萄のお気に入りの歌一覧
葛山葛粉
気付かないうちにカミソリ負けをしたほんの些細な傷跡見つけ
2
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聴雨
悲しみの涙の化身かと思ふ夜をわたりて降りしく雨を
7
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本間紫織
もう帰ることのできない場所があり鼓膜の奥で響く潮騒
7
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五穀米
七夕やふたり単位の思い出は愛おしきもの道連れ見つけた
4
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薫智
片思い見守る僕も片思いはやく「いい人」なんかやめたい
15
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詠み人知らず
浅漬けが好きなあなたの食卓に妻という名の古漬けいかが?
10
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詠み人知らず
さりげなく吾の鞄へと缶詰めを入れて目配せ笑顔嬉しや
11
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詠み人知らず
雨の日におぼえておりぬ目と背中前よりマイナス一度のくちびる
5
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恣翁
真珠もて 耳朶を飾れる乙女子は 誰に何をか 囁かむずる
26
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恣翁
窓開けて涼貪れば 秘めやかに 共寝の香り 残りたるかな
33
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恣翁
枕辺の書捲りたる青簾 読みつる頁 夢路彷徨ふ
22
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更紗
野を渡るあの風のごと涼やかにあなたの横を通り過ぎたい
12
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舞
家々の夕餉の香り今時のマンションの灯にも人の温もり
6
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しづく
鈴の鳴る音にかすかに目がさめてあなたの足音をおもいだす
1
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詠み人知らず
満ちてゆく言葉の海で泡沫の夢を見させて数分でいい
5
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詠み人知らず
議論では真ん中高めの直球を 投げ込みたいけどリスクも高い
11
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住川幸
工場へ向かうバスから見る海を 春は知らない 夏も知らない
2
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住川幸
空想の恋もてあそぶ傍らで 触れる愛は死んでいました
4
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芳立
あぢさゐの下葉にたらぬ百くさの花だに添へぬ夕は暮れつつ
6
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芳立
角笛の鳴る神々のたそがれにだれとて虹の橋は鎖せぬ
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