光本博のお気に入りの歌一覧
風蘭
駐車場居眠りしてる猫を指し話をそらすきっかけにした
17
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詠み人知らず
流星にアンクレットをくくりつけ束縛してるつもりの宇宙
22
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詠み人知らず
呼べば逃げ叱れば誤魔化し爪を研ぐ 俺は二匹の猫に飼われる
18
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詠み人知らず
家族がありそれで孤独といふのなら 午前三時の吉野家へ行け
10
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詠み人知らず
傷口に辛子を塗って去った人に 山ほどおでんを送ってやるわ
7
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詠み人知らず
捨ててきた仔犬が先に帰宅して みんな笑って飼ってしまった
23
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葡萄
月影の波に臥したる耳奧に犯せる海の卷貝は棲む
10
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葡萄
住吉の卯の日の花は木綿白にまつ風さそふ四手の田長を
6
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葡萄
古る恋の色のちくさに見えつるは時のかすみの襲なるらめ
9
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falcon
若夏とうたひし人あり美ら島の基地を吹きぬく碧きうみかぜ
16
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もなca
銀色の月夜に部屋の灯を消せば窓辺の猫は影絵となりぬ
13
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もなca
前髪を踊らす風の清しさにあかず佇む夕間暮れ時
15
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詠み人知らず
廃人となりし私の暗闇に 大根おろしで水摂らせし妻
11
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紫苑
白砂は陽射しに溶けぬスーサイドクリフの風となりにし子らよ
12
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紫苑
蒼穹に影を曳きたる大鳥の飛びゆくあとに道のあらはる
13
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七色コイン
美味しくて賑わう店はやがて消え またマンションが一つ現る
26
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浅草大将
わが宿の庭をかり寝のほととぎす声もたてぬがうの花の陰
13
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恣翁
煙波籠むる 川の畔の柳条に 舟曳かれけり 風の随に
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詠み人知らず
女など傍に寄るなと高楊枝 容易に折れる小片なれど
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詠み人知らず
左腕きみに取られて意思弱く「なに食べようか」聞いてしまった
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