もぢずりのお気に入りの歌一覧
遠井 海
胸中に納めておけず文字にして闇はくっきり輪郭を得る
10
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詠み人知らず
静寂に蛍がしんと居るだけで 宇宙の真理が見えた気がする
15
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inosann
張ったひもに支えられてる白百合は側溝の蓋のはざ間に息づく
9
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みなま
ちらほらと視界横切る藁色のアキアカネ等に風をたずねる
11
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遠井 海
お月さまサイズの光瞬いて五秒経ったらドーンと鳴って
9
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みなま
うたた寝にあらわれし夫久しぶりよせた吾の頬触れる口髭
17
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みなま
黒猫は吾の脇から手を延ばしひょひょいのひょいとおでこを撫でる
9
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小林道憲
億劫の時の流れを宿しつつ ふと現れし花の造形
14
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五穀米
極道のいつまで潜む我が裡に靴を買いたる夏の夕暮れ
4
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紫苑
群れ咲きしつめくさも消え泡立草ひくく傾ぎて秋は来にけり
20
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紫苑
夕さりに聞こゆるしらべ野に立ちてはるけき街の汝をおもへり
20
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みなま
点々と露草の青ちりばめて河原撫子群れて花咲く
20
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falcon
朱を染めてざくろ花咲く板塀に「琴教へます」の文字のゆかしき
26
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みなま
子が記すツイッターにこっそりと内緒で慣れないフォローしてみる
16
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みなま
ほんたうにほんたうにあをい青だなあ矢車草の花が咲ゐたよ
18
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恣翁
海原の 彼方に落ちる 夕陽を しゃがんで見入る 地蔵が四人
49
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紫草
生類の声に満ちたる夏の朝われも小さな命にすぎず
20
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詠み人知らず
壁に床小さな画伯えがく絵は家族の姿可愛いお化け
4
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恣翁
谷川に水汲み 畑を耕して 倦まば 枕を高く早寝む
26
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あまおう
流れ星ほんとは只の隕石で今は天使のきみはどうなの?
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