桜園のお気に入りの歌一覧
恣翁
臆病で怠惰な君は 閉ぢ籠もる 居室の中の探検家なり
47
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恣翁
娘から 合格したと 電話あり 獨り異郷で 祝杯を擧ぐ
241
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詠み人知らず
目に映る どんなシーンにも君がいたまだ恋だとは気づかないまま
21
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あそびくも
初秋のながめに猫の雨宿りあくびを分かつ友となりぬる
32
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もなca
亡き父の好みし薔薇はいっせいに空に向かいて若芽伸ばしおり
7
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ふきのとう
休日のローカル電車に乗りあわす人はそれぞれ何をもとめる
17
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半格斎
み渡せど雪野が原に花影のなきぞ哀しきにび色の空
17
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横雲
君がためたおれる枝に春の芽のかくも優しく陽に揺るるかな
14
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まるえふ
道を逸れ山道歩く線香とカップ酒持ち寂れた墓地へ
42
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七色コイン
堂々と歌っていてね。君にしか、歌えない歌きっとあるから
26
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七色コイン
涙など流さぬ僕も 寂しさは 日毎に募る 「ごめん、ただいま」
75
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山本左足
バス停にひとり佇む老人の眼鏡の弦に降り積もる雪
7
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光源氏
春の夜の夢に浮かぶる面影にあはれに添ふる薄墨の花
14
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風蘭
ともにあり季節を愛でた日のことを置き去りにして春はまた来る。
27
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しづく
バスタブであなたの肌を思い出しうつむく先にあかいつまさき
45
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しづく
真っ白な貝殻ひとつずつ分けてふるさとの海 もちだすふたり
20
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光源氏
春は憂し春はうらめしあぢきなく人思ふゆゑに人の戀しき
11
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芳立
おそ咲きの梅の香きけばはるかなる与那国島は海びらきとふ
13
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浅草大将
さきがけの花をみなみに尋ぬれば時をうるまの春の盛りに
17
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