本間紫織のお気に入りの歌一覧
悠々
泣きながら押して押されて生きてゆくときには笑ふ僕らは仲間
16
もっと見る
ユーカリ
三度目の恋はだれにも言わないであたためようかポッケに入れて
4
もっと見る
詠み人知らず
「来る春も共に愛でたし花の宵」そう言う君の不実な小指
17
もっと見る
市川ありさ
溺れたら助けてくれる君なので浮輪から手を離せずにいる
7
もっと見る
七色コイン
砂つぶが付いた米でも食えますよ。祖父に習った男の作法。
28
もっと見る
葵の助
もういいでしょう柔らかい食パンに牙を立てても星は解けない
3
もっと見る
葵の助
少しだけ右側に顔傾けて影は無駄なくひとつになった
5
もっと見る
工藤 琴子
誰からも好かれてなんかいなくても平気な時代があった気がする
8
もっと見る
伊藤真也
助手席で無邪気に伸ばすふくらはぎ黒いタイツの毛玉愛しい
6
もっと見る
花鳥風月
雑踏の中に踏み込み皆他人それが不思議と心地いいんだ
4
もっと見る
しづく
雨上がり 右手に触れた指先が少し濡れてて落ち着かなくて
7
もっと見る
市川ありさ
幸せになれって君がいうのなら僕は右手をのばしてもいい
7
もっと見る
しづく
あの頃のあなたを思い出す時はいつもあの日のわたしに戻る
3
もっと見る
しづく
ふわふわり。道路を染める淡雪が春の陽射しにとうめいになる
5
もっと見る
詠み人知らず
柔らかき落ち葉の息を背に受けて秋にまみれるお前を拾う
17
もっと見る
七色コイン
羽化をする蝶のごとくに羽ばたきは 恋をするのよ。この町の中。
5
もっと見る
市川ありさ
愛し合うふたりと呼べる二人ではなくて小さな氷をかじる
5
もっと見る
山本左足
伝えたいことも聞きたいこともなく二人黙って春風の中
18
もっと見る
工藤吉生
ぷよぷよのように連鎖をして消えろ展望台を埋めるカップル
46
もっと見る
詠み人知らず
同窓会で好きだった女性の横におり 「好きだった」とは言わない美学
34
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
>>