しづくのお気に入りの歌一覧
山本左足
春だった 夕暮れだった 雨だった 「大好きだった」 それだけ言った
17
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紫苑
我が咎を人な訂しそ現世のひだ深きかなゆふがおの咲く
10
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夜考宙ん
濡れ新聞千切って畳に撒いて掃く箒の似合った祖母を思いて
10
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西村 由佳里
先生の 仮面はずせば 泣き虫で お菓子の好きな あなたに戻る
19
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ゆうくん
粉雪は 雛の霰の如く 舞う 桃の節句の 朝を祝いて
3
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そらの珊瑚
とりあえずキリトリセンを入れてみる 別れ話のリハーサルとして
18
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詠み人知らず
咲き初めし梅の花びら散らすやうな冷たき雨降る啓蟄の朝
21
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もなca
啓蟄に冷たき雨のそぼ降りて 蟲は暦を知るすべもなく
9
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詩月恵
しっとりと沁み込んでくる雨音をふたり聞いている啓蟄の朝
7
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木綿
おそらくはきみよりもきみの横顔をよく知っている それで満足
6
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詠み人知らず
恋人よ君の左の肩ばかり濡れていたんだ一つの傘で
32
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七色コイン
その昔、純真無垢な男はね、世界のために二回死んだの。
7
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本間紫織
春を待つ畳にぽとり残された サヨナラ 一人ぼっちの私
6
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本間紫織
蜂蜜の中につけ込む薬指 幸せだって証が欲しい
6
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市川ありさ
欲望を形にかえてくれたひと小猫を撫でている昼下がり
4
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本間紫織
長い長い間奏だった 二十年ぶりに色づくラブストーリー
3
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あそびくも
「野菜だけ残さず食べな」変わらずに私を叱るありがたき友
15
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詠み人知らず
葉に止まるてんとう虫に当たる日が艶ある羽を優しくなでる
6
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詠み人知らず
子供らが敷きし花びら溢れたる薬師堂への道はまぶしい
7
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詠み人知らず
「好きだった」風の噂を耳にして恋しくなった女友達
6
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