想野のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
一度きりを生きることの意味知らず今まで生きて来たことを知る
16
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みやこうまし
「長生きはするもんですよ」語る人羨ましく見る 他人の幸せ
15
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へし切
石を置き日がな一日暮らしおり嬉しくもあり侘びしくもある
21
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みやこうまし
世を嘆き怒り燃やせど談じ合う友のいなくてネットに浮遊
13
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紫草
いいわけの手紙を書けばさびしくて遠景けむる一月の雨
37
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へし切
目を閉じて耳を澄ませば聞こゆるか妹が囁き春風に乗り
22
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ふきのとう
白壁に歴史刻みて倉敷に流るる川は清く澄みたり
22
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
57
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桜園
ことさらに冷たき今朝は花たちに水をやるのもはばかるほどに
30
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みやこうまし
恍惚より先に死ねない責任がこの老骨を支えています
20
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木綿
ごめんねの言い出し方を決めかねて作りすぎたわ今夜のおかず
15
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みやこうまし
薔薇園の鉄のベンチは寒かろう二人で坐りし夏の日遠し
16
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桜園
とりどりのパンジー二十四株も携え来る友の温もり
16
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遠井 海
ひとり寝の寒さ身に染む子どもらの我が布団より巣立ちて師走
12
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みやこうまし
深刻になるなと言われ口塞ぐ介護の愚痴の空回りして
12
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浅草大将
風ふけば寄する小沢のさざ浪や滋賀のたむらも明日は水底
8
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文麿
夕暮れの烏飛び交う曇天に僅かにひかる秋の残照
13
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まあさ
「神様がくれた休暇」と言われては ますますめげる無職の私
21
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紫苑
浮き草のただよへるがに集ひくる愛しきうたのひかりほのめく
10
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桜園
夜も更けて時雨まじりの雨の降る今宵新月何をか祈らむ
21
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