詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
群を出て月に吼えおる狼を 阪急電車でいつも見掛ける
16
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祐鈴
グーグルで、二時間検索するんなら、一本電話で聞けばいいのに
5
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岡 恵里
ぐったりとカッパの皿の水ならば飲めると言って私を困らす
2
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遠井 海
八時五分独身寮前バス停にメガネ男子がずらりと並ぶ
11
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浅草大将
くさまくら旅する神の民なれば秋野のとまの宿をわするな
6
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あき
番号をいくつ交換したのかを一生懸命かぞえる女
12
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恣翁
日溜まりの山茶花の下 居眠れる猫 捨てられて懐かざるべし
19
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恣翁
独り酒 ちびちび遣りて呑み尽くし 瓶を枕に一日を終へむ
25
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恣翁
墓地抜くれば 廃家に井戸や竃残り 曾ての起居の名残を留む
19
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恣翁
バリバリと 紙の焼けたる音のして 蛇の目は燠に火葬されたり
21
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浅草大将
風たてば心すずろに揺るるとも君にあひづの旅もならじな
15
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ばら
核心とランプシェードを灯すこと 見逃せないほど似た手触り
3
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岡 恵里
追いかけた 逃げてく鳥をどこまでも いつしか名前を忘れてしまった
2
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まぽりん
かもめ鳴く磯の浜辺に立ちかへり寄る千重波の跡ぞうれしき
29
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銀ねず
アスファルトの「止まれ」を照らし満月が今日はやたらと説教くさい
69
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浅草大将
のぼりつつ仰げばとほくなが崎の坂の果てなる空の青さよ
15
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たんぽぽすずめ。
零戦があれば飛びそうな眼した老人はまだ戦っている
13
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あき
ヒーローはだいたい1人ヒロインはだいたい2人 選べるのです
5
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詠み人知らず
街中の灯りが呼吸しています 静かに雨の降りだす夜に
23
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小林道憲
薄赤きブーゲンビリアの花かざし 海辺に集う乙女子らの夏
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