翡翠のお気に入りの歌一覧
恣翁
葉を落とし 露になりし 鸛の巣を 酔ひに任せて 数へたるかも
13
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恣翁
冬の陽を じっと楽しむ蠅となり 球追ふ吾子を 見守りてけり
16
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半格斎
音消えて墨絵のなかに立ち居れば眞綿の雪は右から降りぬ
12
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聴雨
朧げにいざよふ月を眺めみむ甘きゆふべのひと言を抱き
9
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聴雨
語らひの夜を重ねて降りつもる思ひ水脈引く月の舟かな
16
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まがね
生まれたての雪が迷わないようにこっちにおいでと明かりを灯す
10
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まがね
いたずらな双子が投げる星つぶて一つくらいは打ち返してやるっ
9
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武田シンノスケ
鷹の道八年越しの日本一そこで負けるかアジアシリーズ
4
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武田シンノスケ
「好き、好かん」そんな問題ではなくて俺は意地でも手などつながぬ
3
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七色コイン
憧れが全てだったと知ったのは、父の飛ばした竹トンボ見て
5
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七色コイン
ろくな親じゃなかった父よ、語らぬか。「早雲となる!」こだまする声。
4
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紫草
丑三つに義母が唄ひし甘聲は寢間をただよひ過ぎしへ還る
7
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紫草
大根地の山の頂き白霞み ゆたり近づき雪が舞いける
8
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舞
あしたには かばねを晒す さだめでも前のめりにて 逝くと願いて
7
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まるえふ
現実と非現実との間に立ちて不惑を前に心震える
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浅草大将
荒らぐる声さへ我にすでになし歌ふことなき人となりせど
13
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浅草大将
霜割りて咲くあけぼのの冬ざくらやまと心は春のものかは
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紫草
陽だまりで手足萎えたる義母を負ひ 黄金銀杏に頬も染まりて
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ふきのとう
かさかさと音立て集ふもみぢらは師走の風に役目終えるや
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かみいゆ
遠き人 何か此方に 伝えむと 夕さり来れば 今聞こえけり
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