みなまのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
首筋に視線を感じ振り向けば 天袋から じつと見ていた
20
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紫苑
雨やみぬ、夜の真中の底やはらかくうつ指おとのあなたにとどく
14
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芳立
廃車まで十日ばかりの相棒に給油しをれば「洗車いかがすか?」
9
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恣翁
冷静な「彼女と寝たの?」てふ声に 吾の息づかひ 凍りつきたり
22
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詠み人知らず
給料は家族の口座に振り込まれ 俺は二億に 縁がないのさ
12
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詠伝
目に入る女が全てスマホを見ているこの国がフト怖くなる
16
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詠み人知らず
死んだろか逃げ出したいよな誕生日 届いたものは ちりめん山椒
15
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紫苑
地震ふるやタイムラインに間をおかず外つ国からのことづてを読む
15
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詠み人知らず
うちの子は硝子のむこう鳥を見て ぐるるるるぅと 変な声だす
17
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浅草大将
逢へぬ夜をあふちの垣に隔てつつ通ふ思ひに言葉なくなく
9
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よえふ
ねぇねぇと一生懸命誘っても 貴女は笑って そっぽ向くんや
6
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恣翁
少年の老い易きも 吾おとなたらず 未だ襁褓のままのおとなぞ
23
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恣翁
難破せし船に似し君なりしかば 出会ひし吾にや 寄港してけむ
22
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浅草大将
錆びつきし線路の果てを尋ぬれば草のにほひの電気機関車
15
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月虹
満たされてしまえこの身が燃えるまで半身の月が浮かぶ夜には
281
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恣翁
気紛れな君が想ひに 山桃の紅き実愁ひ 直 萎れけり
24
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詠み人知らず
高速の整然とした照明にめまいを憶え よみがえる過去
16
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只野ハル
リヒテル今年生誕百年は好んでヤマハを弾いたと知る
13
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恣翁
生きるとは 己以外の人達の死を 見送ると見つけたりけり
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詠み人知らず
ねぇナマズ ごめんねだって いうからさ私の家族を 返してよ ねぇ
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