住川幸のお気に入りの歌一覧
さえね
その石はお墓なんです この家に泊まった人の あなたみたいに
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悠々
しやぼん玉吹けども吹けどもふくらまづ 春まだ遠き空のにびいろ
28
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西村 由佳里
額縁の色は木の色そうまるで君が好んだひまわりの種
7
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潮月繁樹
今日の日は お前でいたかと 車窓越し 暮れ行く街が 暮れ行く山が
12
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詠み人知らず
頂上に雲を配した伊吹山 リフトは何も待ってはいない
12
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月虹
こぽこぽとこぼれて琥珀になるまでのキリマンジャロにひと匙の夢
26
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五月が丘はさみ
美しい魚のようなきみの手を天ぷらにして召し上がりたい
4
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K子
十歳のころの私は窒息死「こころのノート」の文字の隙間で
6
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千尋
カルピスを和紙に一滴滲ませてから「せつーな・い(切ない)」のページに挟む
5
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千尋
この闇を「よる」と名付けた人が唄う子守唄を抱いて眠りたい
6
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みなま
空の青はめ込むステンドグラスかと見上げる木々の枝に芽太る
10
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たゆむ
夕暮れよ窓にたゆたう船浮かび粉ミルク色に溶ける月夜
8
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しらすぼし
タンス奥春の装いふと香る昔なつかしサクラクレパス
5
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雨貝まつり
メッセージカードと愛を抜き取って自分でチョコを食べる三月
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詠み人知らず
その広い背に一度きり触れたこときっと生涯携えてゆく
9
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笑能子
逃げた月見送りながら占うはまず確実な一歩の行方
2
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千尋
水晶を粉々にして青色の絵の具に混ぜて海を描く夜
4
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千尋
珈琲が効きすぎた2時 満月の放物線に耳を澄ませる
12
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秋日好
海見ても近づきもせず手もつけず寂れた街をふたり歩いた
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香月春
わかってる聞こえないふりをしているあなたがいないふりをしている
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