住川幸のお気に入りの歌一覧
まつり
散らばった夢のかけらを集めてはスノードームに閉じ込めている
6
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まつり
誰からも気付かれぬまま咲いて散る花がいつかは愛されるよう
9
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詠み人知らず
「そもそもが真空のようであるはずの君の宇宙を何故にゆだねる」
5
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詠み人知らず
雨戸から障子に映る逆さまの 不思議な景色 しあわせな朝
15
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富鴨
屠殺場に曳かれる牛の目の奥のこの世でいちばんきれいな記憶
13
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詠み人知らず
タイトルは「のぞみ」にしてるEメール 開けば叶う ぼくらの望み
18
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bgvillea
あのかどの十月桜湧く頃に流れの岸のひともとも見じ
3
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巡
かたぐるまされたリズムを覚えてる顔などとうに霞んでるのに
11
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河のほとり
飛ぶ鳥のゆくへも知らぬ野の果てに空しづかなる秋の夕暮れ
19
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純虚数
二ヶ月が経てば世界が終わるのねノートの切れ端どこかへ飛んで
3
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中森 つん
「安定」と言われるまではしゃりしゃりと金平糖のつのだけを食む
6
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成瀬山水
グラスから浮かぼうとする白氷を沈めてこれを返答とした
7
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シュンイチ
自転車で隣の町まで行ったっけ ぼくがはじめて「おれ」と言った日
87
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西村 由佳里
今日だけは雨に包まれ寝ていよう星は私に気付かないから
7
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ナガセリュウ
あいにくの雨にも願いをかけたくてビニール傘のプラネタリウム
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とことわこ
まどろんで 一匹二匹と 数えれど 群れを逃して 夢は遠のく
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風花
惑星のチョコや和菓子の天の川ひとくちサイズの銀河果てなき
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成瀬山水
吹く風につぶやき話す寂しさが募る桜も散り切った夜
14
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詠み人知らず
みずうみに投げる言葉のイシツブテ待てば波紋も沈黙になる
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雨貝まつり
人類が全部機械に頼るから私は空を飛べなくなった
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