紫草のお気に入りの歌一覧
ひげじぃ
雪国の闇夜を穿つ音ありて凍裂といふ叫びなるらし
11
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灰色猫
あきつしま幽か大和の山水にこもる法師の仙境の琵琶
11
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茂作
松七日明けて見送る歸郷の子 幼い日々に時を戻して
15
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KEN
燈落とせば 窓にほのかの 雪明かり 独り心の 影浮かばせて
13
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横井 信
冬鳥の高なく森も新春の風に華やぐ朝の木漏れ日
13
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可不可
スクリァビン 聴けば見る見る翳る部屋 ひとり微熱だきしめて
10
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恣翁
少年を抱く女は 飽くを知らぬ気に 触手の餌を喰らへるヒドラ
6
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うすべに
ひだまりに丸くひろげてひたむきに 陽ざし集めるたんぽぽの冬
9
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滝川昌之
手水舎を 閉じた参道 去年今年 二拍手の音の 乾き渡れば
18
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Aquarius
待ちわびる寝釈迦祭りが始まると神戸城下に春の風吹く
6
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灰色猫
秋風の吹きて散りぬる一葉に君が形見の歌つづるかし
12
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舞
彩りの消え逝く時節抗らいて人の営み冬の街の灯
9
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茂作
穩やかな晝の光を浴びながら 子等が遊んだ夢終ふ雪
13
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なぎ。
無駄にした今日の昼間を取り返すつもりで夜を駆けて臥す昼
4
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空き缶
星をみる佇みてただ星をみる君いなくてもじっとみつめる
8
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ななかまど
枝先にふんわり咲いた雪花を風のこぬまに朝陽と仰ぐ
12
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ひげじぃ
鶯の初音ありし日梅の枝にきみ結びたる御籤をさがす
12
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舞
長き夜を越えては白き冴え月の雪踏む音の清し朝かな
13
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茂作
故郷や冬の思ひ出ほのぼのと 友とゆまりの雪に文字書き
14
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灰色猫
枯れたままはるなつあきふゆ散ることに抗い燃える一葉がある
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