紫草のお気に入りの歌一覧
七色コイン
冬に言う きみはゆっくり 来てくれよ 冬が答える ままならぬこと
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ゆみうさ
うす雲のむこうの月はこうこうと呼びあう恋をさみしく照らす
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でくのぼう
いまもなほ野原に刺さる漁船あり荒野の村に女郎花咲き
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光源氏
さまよひし君が船路のあと絶えて幽かにふるふ須磨の月影
11
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たんぽぽすずめ。
君思ひ一日ついた肩肘が心のように痺れています
19
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さっきー
唐突な「自分探し」は真似ばかりひそみに倣う十七の秋
19
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恣翁
銀河落ち 鶏鳴く朝に 散歩して 頭掻きつつ 徒食侘びたり
19
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まるたまる
眼鏡なきこの世は霧に包まれてモザイクの人われに手を振る
17
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光源氏
有明の影ぞわびしきふくしまの飯盛山にひびく鐘の音
12
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半格斎
色づきし葉々の間に音のこしさすらう風や秋の大沼
11
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けにちん
止めていた稟議書の束に目をやると皆のおんねん詰まってそうで
2
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薫智
穏やかに僕の調子を狂わせる控えめな笑み僕は堕ちてく
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あき
山肌が紡ぎだしたる白糸は長き旅ゆく水のカラバン
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たつかわ梨凰
思うより空は遠くて秋晴れにああ、届かない人だと悟る
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葵の助
お茶碗の後は子の上履き洗う泡ほわほわわ土曜の朝です
4
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しまじま
校門に 続く垣根が えんえんと 数えきれない 懐古の想い
1
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ほたる
「悪巧み」と思う時点でもうすでに悪くはないと企んでいる
8
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くりくりまろん
便覧に目を通しつつ自室にて寝転ぶ秋の夜長は愉し
4
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山桃
朝歌とふ都ありにきあけぼのを夕べうたへばしみじみかなし
4
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恣翁
静脈を 微かに浮かせ 薄光る 丸き乳房を 鷲掴みたし
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