紫草のお気に入りの歌一覧
へし切
言の葉の手爾於葉 幾度も書き直し 吾が歌詠みにペンは欠かせず
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千映2
酒粕の甘酒好きと伊予和紙のはがきに筆の文字を走らす
4
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夏深
逆光のキッチンに立つ人の影間近に過ぎゆ私鉄沿線
7
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ひげじぃ
黙浴の貼り紙嗤う長老の濁声吸われ湯気抜きに消ゆ
10
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茂作
身に積もる四方の罪科洗はれん 神の息する那智の大瀧
14
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灰色猫
引き放つあずさの弓の音ごとくアーニーボールの糸のリバーブ
12
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灰色猫
白色の傘にこもって雨音のリズムのままに三笠の春へ
10
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KEN
色の無き 冬を飾らむ ひたひたと 花浮く手水 打つ澪鼓
12
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横井 信
寒空にぽつりと落ちる冬の雨 焦りはじめるうす暗い朝
11
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わかばみち
時経てば親の気持ちがわかるよと子側に立てない親である父
7
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空き缶
なんだかね自分がつまらなく思えわけわからないうたなど詠んで
3
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灰色猫
あさとりの通ふ渋谷はまだ青く澄みし空気は鳥ばかり知る
9
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ななかまど
真心は何より大事と言うけれど身構えてするものにもあらず
9
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ひげじぃ
色もなき冬暁の庭に降り下駄歯の下に霜ばしら鳴く
12
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舞
くちづけをせんと触れればこの夢も覚めてしまうか恋初めし頃
8
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恣翁
人妻の 吾を惹きつくる目の奥の 謎めく秘密 暴きてしがな
8
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ななかまど
好きだった貴方は夢にいつも言う心配ないよ明日も逢えると
10
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つばす
携帯が無かった頃の黒電話 親父が出ると背筋が伸びた
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へし切
思い出に振り返るには 若すぎて 一途に夢を追ふに 老いすぎ
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千映2
年賀状印刷文字の終わりには愛ある一行ミミズの如き字
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