紫草のお気に入りの歌一覧
千映2
せかせかと湯の沸騰す音がする予定のない日の真っ白な脳
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秋日好
初物の花が咲いたら本気出すどの花なのか決めたくはない
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恣翁
けふの日の空の青さを思はせて 寝屋の障子に射せる朝の陽
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舞
「愛しけやし」美し音の言の葉の胸へと沁みて君を思える
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舞
雪ん子ら駆けてはまろび雪の中大人は失くした声をあげつつ
9
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灰色猫
肉球で旅へと出ます勇敢に育ちましたと褒めてください
5
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滝川昌之
めくるたび紙の匂いを巻き上げてタブレットに無き本の温みよ
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わかばみち
返信の手書き文字なき年賀状共に過ごした日が淡く遠く
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830
ヨガもした電気もあてたひざ小僧もうヤンキーになれないな チッ
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ことり
雨の中ふたりそれぞれ傘をさしさびしい魚のやうに歩いた
4
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松明
卒論の締め切りわずか立ち向かい深夜に食べるイカの塩辛
4
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里香
粉雪ほど 真白き人に ならまほし 君が心に 触れて消えまし
4
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滝川昌之
朝茜 東斜面の冠雪の富士を染めれば眩しき車窓
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うすべに
雪まじり風にながされ飛ぶ鳥も 雲の早さにつばさとまどう
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830
少しづづ少しづつでも確実に知らない母になっていく母
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ひげじぃ
一年が短こうなったとばあちゃんの呵い谺す市営のいで湯
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舞
荷を負いて歩む我が背に「大きくなったなぁ」母しみじみと
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茂作
借り畑は仕舞ひと云へど春の菜を 育つ翁あり實り無しやに
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KEN
玉響の 導と燈る 月明かり 天地濁し 狂ふ雪の上
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萱斎院
きみのゆく春のみやまのさくらばな いくよふるとも恋ひしかるらむ
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