詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
行く道の 手向けの神よ 聞こし召せ 寿詞奉る 夫を護り給へ
15
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朝比奈
遠方の友訪ねくる冬の日のこよなく美味き酒の温さよ
15
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葛城
廃材を割りてまとめて積み上げてこう暑くあれば暖炉は無用と
9
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ひげじぃ
耳鳴りの響もす夜具に掻いつきてかのひとを見ゆ浅き枕に
13
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名鈴
恋故に ゆたにたゆたに 定まらず 神も浅みて 聞き受けざらむ
14
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音弥
もこもこのソックス履いて鼻すすり炬燵出そうと嫁はせっつく
13
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へし切
色もなき 心に浮かぶ思い出に 影踏むばかり 恋し君はも
19
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つばす
氷雨降る強い風に金木犀 散りて大地に二度花咲かす
7
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へし切
人の子も お米と同じくブランドで 生まれた処で決まる将来
18
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音弥
出社日は予防接種と健診パックコロナ禍去ってもパターン変わらず
11
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名鈴
時雨止み 白膠木紅葉は 枝広ぐ 濃きも薄きも 色明かなり
15
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ひげじぃ
夜も落ちてLINEの未読削除せり 君にはキミの朝があれば
13
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桃山
柚子の実の色づく頃となりし折り炉開きに集う晴れがましき日
18
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橘
陽に褪せて乾きし紙を棄てるよにメープルリーフ舞い落ちてをり
15
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ななかまど
人生の下山のわれは後事より過去と現実に思いはせおり
18
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名鈴
夜もすがら 時雨に濡るる 袂かな えしも慣るまじ 君恋しくて
13
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へし切
侘びしきは 秋の夕暮れ 恋ひ別れ 女はつらい 男はつらい
17
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名鈴
紅葉にも 照られぬ君の 面持ちの 秘むる下思ひ 今ぞ知りぬる
18
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ななかまど
今日は雨万年筆の乾くまで日記を見つむ独り居の午後
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橘
好天の秋の紅葉はどこへやら初冬の雨の寒々と降る
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