詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
内田勝也
いつ見ても未完のままで工事中わが詩の神はサグラダ・ファミリア
7
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コタロー
冬麗の池に浮きたる水鳥の彩なす羽根を見てゐて飽かず
11
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名鈴
我が庵の 若木の蕾 固きまま やがて春や来る 今は根延へよ
19
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夢士
冬晴れや望む連山冠雪の光りて清か亥の年暮れむ
14
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KEN
野うさぎの 耳奥いまだ 殘るらむ 絶えて久しき かの遠吠えよ
8
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横井 信
あと少し長い休みを前にして新たな年の目標探す
10
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つばす
細おもての少し古風な君なれど背なに残りし爪痕痛し
4
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灰色猫
戦場で聖なる歌が共鳴し地球で銃が鳴らなかった日
12
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名鈴
神は見つ 善き弟兄の 捧げ物 験に鐘を 鳴り響ましむ
13
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滝川昌之
北風に手櫛で直す乱れ髪 逆手はギュッと襟元握り
17
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恣翁
柚子皮のマーマレードと珈琲の 香は深くして 冬ぞ来にける
15
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内田勝也
光降る秋の凋落身に染みて 受肉以前の我とは何ぞ
2
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秋日好
追いついた生誕準備にほくそ笑む駆け込み乗車の綱渡り好き
10
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リクシアナ
かりそめの信徒となりてロザリオの曇り拭えど映る星なき
15
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へし切
夕されば 冬野に揺れる枯れすすき 風のまにまに淋し 音ぞする
17
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夕夏
つきあかりとおまわりしてあるきたいあなたのかげがつかずはなれず
24
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横井 信
冷えてきた冬至の夜に読み終えた本を閉じれば柔らかな雨
14
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春咲
明けぬ夜も世にはあるらし 愛し子を知りて知りたる悲しきことわり
18
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ななかまど
年ごとに刻はやまりて十二月どれにしようか冬至の南瓜
11
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名鈴
思ひ人 恋の心根 推し量り 我をはしたなめ さがなく笑ふ
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