灰色猫のお気に入りの歌一覧
へし切
ふるさとが年ふるごとに遠くなる親のゆかりも友のえにしも
15
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渡 弘道
雪道や転んで仰ぐ星の数スナック臭う白息吐いて
4
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痴光山
枝のみの庭のもみぢに春雨の 垂れたる水玉みな蒼穹を詰め
3
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うすべに
豆まきの元気な声に梅の花 咲いてますよと園庭のすみ
11
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兎桃
常よりも早いおそいは知らねども節分の今日紅梅咲きぬ
6
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栞
ひとまわりふくらむ猫のシルエット冬の窓辺で陽射し集める
10
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恣翁
ぱちぱちと鳴る切り炭の 薄青き焔を 茫と見呆けにけり
13
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音蔵 雅秀
速報を 地震アプリで見ていると 列島何処かで毎日揺れおり
3
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へし切
春立つは空にかも似る雲もなく思ひことごと新たなるかな
14
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音蔵 雅秀
日曜日 赴く父を眼で責める 別れの握手拒むわが子が
2
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へし切
顔のぞく春のきざしのちらほらと二月のそらの模様をながめて
13
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鳴海青
そこに在る光を受けたさざめきは 轍も残さず海の果てまで
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ななかまど
月影もやがて影ってしまうもの テレビで良く見た顔の途絶えり
14
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平瀬たかのり
十六の胸で炸裂せし「檸檬」褪せぬ果汁よ残りし種よ
8
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栞
飛びはねて歓声あげる子の指の先に小さな春の訪れ
11
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夕夏
てのひらにちからをかけるそのたびにひびわれのかずとしかさねふえ
4
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へし切
愁ひ来て丘にのぼれば野茨の実の色朱くしまし佇む
12
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朝野沙耶
雑踏とネオンの消えた夜明け方 缶チューハイに足を蹴られた
13
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海野 冬雪
ふきすさむ はまべのすなに りゅうぼくで おもいをしるし わすれゆけ
3
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ななかまど
厳寒の頃なるもこの暖かさ てんとう虫も惑いまどろむ
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