河のほとりのお気に入りの歌一覧
恣翁
輪を描き 頭上を舞へるコンドルの眼に 俺達や 如何に映るらむ
12
もっと見る
KEN
餓鬼となり 友を噛りつ 絶ゆと云ふ 今も蒸れなむ アラカンの森
7
もっと見る
KEN
白鳥の 音のみし哭きゆ シベリアに 果つる御霊の 声を偲ぶも
11
もっと見る
KEN
敗戦の 文字さえ書けぬ 国のあり 昨日認めず 明日などありや
9
もっと見る
KEN
雨の間に 秋霧の如 立ちにける 早稻の匂ひに 噎せてもどかし
12
もっと見る
KEN
うち渡る 力この身に まだありや 瀬波いさよふ 思ひの岸邊
12
もっと見る
滝川昌之
掻き分けるトウキビ畑の草いきれ一番大きなその実探せば
14
もっと見る
滝川昌之
災害の映像からかご近所か緊急車両の音が重なる
12
もっと見る
滝川昌之
舗道にて土に帰れぬ亡骸を見過ごす度に蝉の悲しき
16
もっと見る
滝川昌之
好きな色 覚えてくれた 店員さん 有隣堂の ブックカバーの
12
もっと見る
滝川昌之
色を捨て一度乾いた紫陽花をなぜ強く抱く晩夏の驟雨
15
もっと見る
蔓葵
たのみこし去年の契りをたがはずはいたくな立ちそ天の河波
9
もっと見る
蔓葵
さしてゆく舟路はたえぬかささぎの橋だにかけよ雨の七夕
10
もっと見る
蔓葵
とにかくに今宵はさてもめぐり逢はむゆみはり月のいるにまかせず
11
もっと見る
蔓葵
ささの葉にむすぶひと夜の夢絶えて秋とも見えず明くるしののめ
13
もっと見る
葛城
鳴り響く緊急避難アラートに朧な夢も吹き飛ぶ夜明け
14
もっと見る
葛城
長梅雨のあとの短き夏過ぎてはや秋雨に垂れこめし日々
16
もっと見る
葛城
何もかもシンボリックな事柄が雨と事象に有耶無耶となり
10
もっと見る
葛城
緊迫と緊張は長く續かぬを若き教師の罹患に思ふ
14
もっと見る
葛城
昨晩の刀自の力作冷パスタ心中だての素麵に詫び
9
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[452]