河のほとりのお気に入りの歌一覧
茂作
心無く妻を叱りしその後の 長き沈默我れを赦さず
18
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茂作
冬立つと人は云へども薄衣の 子等が見附ける赤色蜻蛉
15
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茂作
閑さが主なるベし山寺に 紅葉盛りて賑はひにけり
15
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茂作
奧最上山は紅葉の食事處 鮎三疋の媼が二人
16
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茂作
茅葺きの家の圍爐裏に薪を足し 翁が語る芭蕉の旅路
14
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滝川昌之
薄暗い五時に舞い来る朝刊が背筋を冷やし立冬を告ぐ
20
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滝川昌之
咽頭のささくれくらいの空咳を堪えて握る朝の吊り革
24
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滝川昌之
黙投のボウリング場に腕タッチ ボウルがピンをはじく音だけ
19
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滝川昌之
蒼天と補色で競う紅葉と澄んだ空気にどちらも引かず
18
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滝川昌之
近場用 流行りの軽に 乗り換えて ファミリーカーは 断捨離とする
15
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御宿川蝉
夕陽さす三門脇の蓮池に もみぢ葉すくひし人を忘れず
10
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御宿川蝉
天草の旅の名殘りの秋の夜 海に照り映う十六夜の月
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御宿川蝉
天草の教會堂の佇まい つなぎし歴史の心を偲ぶ
12
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御宿川蝉
山里の 晴耕雨讀の 老いの身を 時折襲ふ 後輩の聲
7
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御宿川蝉
古き友 久方ぶりの ラインには 秋の京都の 寺の數々
10
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ななかまど
どこまでも会津の冬は白と黒雪の温さよ斎藤清
11
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ななかまど
今日は雨万年筆の乾くまで日記を見つむ独り居の午後
16
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ななかまど
人生の下山のわれは後事より過去と現実に思いはせおり
18
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ななかまど
身の丈の暮らしを思い月末の通帳見たり忖度はなし
7
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ななかまど
空澄みて北へと一機飛ぶひかり仰ぐ彼方にわれを連れ行く
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