花梨のお気に入りの歌一覧
ビビ
眼鏡掛け 本は右手に持ったまま 目覚めた深夜 月すら居ない
15
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詠み人知らず
きづかずに乗せられし船行き先は不幸と知らず今頃きづく
7
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みなま
まだ三月残せるものと思いしを手帳売り場は盛況なりき
11
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詠み人知らず
花の名を知らねば歌にならねども 吾に託された京子の花よ
6
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inosann
他に見合う仕事が無いからしがみつく定年までの止まり木みたいに
17
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聴雨
人知れず消え果つ星の瞬きに似てほのかなる細き虫の音
7
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浅草大将
風たてば心すずろに揺るるとも君にあひづの旅もならじな
15
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雲居の月
思ひきや見果てぬ夢と知りながら月の雲居にめぐりあふとは
8
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雲居の月
雪花や枝垂れ桜に咲きにける春偲ばるる冬の鴨川
20
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モニカ
初雪を見つけた景色に君がゐた忘れられない冬の始まり
14
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みやこうまし
道に盛るもみじ葉ふみて秋の音重ねば先に白き山茶花
6
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浅草大将
雪ふれば田ごとの月も寒からむ身をさらしなに衣すらなく
16
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聴雨
月影にふたたび光さし初めてあはあは見ゆる夢の通ひ路
10
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芳立
ひさかたの月は食はれよ失せ果てよふたたび満ちて照らむ夜のため
11
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由良
歌姫の声に揺られてまどろんだ子猫は明日の冒険を待つ
11
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舞
木枯らしに動くことなき三日月の身を切るほどの影ひとすじに
14
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聴雨
おほらかな小春のゆふべに浸む月臥しゐる母を見守り給へ
20
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悠々
山桃の熟るるを待たず村棄つるセシウム・ベクレル・シーベルト
12
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悠々
祭笛太鼓轟く北の濱に血を吐くやうな盆踊り歌
10
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まるえふ
電線に刻まれし空見上げれば青い三角捕らわれの鳥
12
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