たつかわ梨凰のお気に入りの歌一覧
ほたる
雨後の葉を空に透かせば浮き上がる美しき血の流れる葉脈
19
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半格斎
人知れず深山彩なすうつ木花の咲くやひといろ誰のためなり
10
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詠み人知らず
降り注ぐ雨に打たれた沙羅の木の莟數多に泪を滿たす
6
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七歌
初めてあなたと口付けしたのは流れ星の見えない夜でした
2
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一
誰ひとり迷惑じゃない間違いをおかして君と笑っていたい
1
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夏緒
薄闇に背骨のごとき路線図をなぞりし指の色ぞはかなく
3
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栞
ひかり射す 白く四角い教室で 諦め方など教わらなかった
91
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氷魚
集めても虚ろな影が揺れるだけ部屋に散らばる君の断片
9
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氷魚
重ね合う手を胸元まで引寄せるこころだけは二人分のいのり
4
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舞
感じるも言葉に出来ぬ一言を如何に伝えん三十一文字に
13
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舞
独り酔うさみだれの沁むこの夜は君の吐息の吾の名を呼ぶ
4
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光源氏
けふのみと思へど花は散りにけりなげきわづらふ夜の月影
7
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
175
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只野ハル
世界から取り残されているようなガラスに映る夜の自画像
5
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浅草大将
喉もとを過ぎてあつさを忘るれば明日はあすかの麦の秋風
20
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悠々
片恋ノ人ハ遥ケキ柳川ノ清キ流レニ添ウテ老イルト
16
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詠み人知らず
松風のこゑにふるへてやまざくら散りしく道にかなしみを追ふ
23
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竹本未來
君だけが搖さぶる呼吸あけ方の雨に歪んだ殘像を抱く
9
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たえなかすず
わが胸を愛撫するやう掌をまるめ前世掬えば麗し真水
4
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詠み人知らず
波すすぐ浜の真砂に跡しなくかく身の罪もなりぬものかは
6
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