かなざわゆきおのお気に入りの歌一覧
まるたまる
追って来た父の伸ばした手を払い無情に閉まるバスの扉は
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遊雲
育んだ 娘が夢へと 翔けてゆく 嬉し寂しい 吾の子離れ
12
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武田シンノスケ
元旦にイカ釣りて波止で墨吐かす「らしさ」満点島の書き初め
3
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麻倉ゆえ
何となく煮た大根を弟に「苦い」と言われ微笑む私
4
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麻倉ゆえ
しもやけを子どもサイズの手袋で包む幼さ二十三歳
2
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nmbakfm
「冷たい」と言われしときに湧き上がる怒りにも似た深い悲しみ
12
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悠々
めでたさも半ばなりけり寢正月日本も北も喪中なりせば
11
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詠み人知らず
喧嘩でもなんでも良かった貴方から届く着信懐かしいメロディ
2
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まるえふ
雪降らぬ故郷の甥子姪子より届きし賀状雪だるまの絵
7
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詠み人知らず
今年はね疲れちゃうから手作りのこしあんだけよと母の優しさ
1
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詠み人知らず
夜明け前参道ふみしめたどりつく氏神様の鏡もち神事
4
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まるえふ
年の瀬も遠く感じる近頃じゃせめて故郷に思い寄せたい
8
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七色コイン
明けましておめでとうって僕も言う今年いいことあったらいいね
13
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みやこうまし
年賀状減り増えすなる往来に時の無常を手にとりて知る
8
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詠み人知らず
仕事始め労われたりミスしたりゼロ発進で良しと納得
3
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詠み人知らず
気合いさえあったら部屋は綺麗なのジェンガの机あとかたもなし
4
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恣翁
年明けて 厨に光 射したれば 阿多古火伏せの札 改めむ
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只野ハル
またひとり取り替えているカレンダーまだ忘れない記念日がある
10
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風橋 平
海鳴りを刻まれて立つ百本の崖の卒塔婆の裏にある海
10
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銀
足し算もできないのかとガチャピンがわたしをなじる ミドリのくせに
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