まるえふのお気に入りの歌一覧
紫苑
縦糸をくぐりゆく梭は魚のごと秀つ手をはなれ自在におよぐ
8
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紫苑
衰ふる記憶の果てに幼子のごとくおうなのひとに甘ゆる
8
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紫苑
そのかみの都の冬をおもひつつ堆朱の椀に善哉を食む
8
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紫苑
身に生ふる鱗あまたをもてあまし般若の口にこゑのなきなり
6
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うさぎ
でも君はわたしの気など知らぬままいつものように笑いかけるね
13
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紫草
地軸ずれ空は静かにかしぎおり今夜は見えぬ希望の星が
19
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恣翁
望月を仰ぎて 貝の開きては 月の滴を滲ましむなり
23
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ふきのとう
桃の花飾るる部屋に幼らと成長祝い写真におさまる
13
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河のほとり
これや夢あれや現と見るままに過ぎゆくものはこの世なりけり
11
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河のほとり
澄みゆけば春日のどけき大空をはるかに鳥の飛ぶが羨しさ
10
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紫草
愛猫の耳毛なぞれば身震いすつまらぬ話は聞きたくもなし
15
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浅草大将
こや如何にいとも心はあしかがと名のたか氏の歌の雅びは
9
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知久
もの言わぬピアノは優し言の刃で人の心を裁かないから
8
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リンダ
きみどりの伸びいく新芽くの字から春を待たずにむっくりと立つ
10
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リンダ
ゆっくりと喉をうるおす赤ワイン自戒ふくめる苦味が欲しい
4
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もなca
ほどけゆくつぼみ増えたる桃の枝に弥生三日のひかり華やぐ
18
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いとう むた
まどろみの砂をあつめてよこたわる小さなウソがブランコをこぐ
5
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いとう むた
猫の子と春の季語入れ句をよめば見知らぬ猫がニャアと日溜まり
1
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あき
カステラのたった一切れくらいじゃあ誤魔化されたりしませんからね
7
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みやこうまし
人生に生きる楽しみ呉れる歌自然、世間を手の内にする
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