まるえふのお気に入りの歌一覧
只野ハル
裏庭の椿一輪咲き初めて陽だまりの中ひとり眺める
10
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河のほとり
鳥のこゑ仄めく暗き梢には風立ちさわぐ杜の夕暮れ
27
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ふきのとう
吹き荒れる春一番にスカートを抑えてはしゃぐ乙女のはじらい
22
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紫苑
身のうちにかなしき熱を秘めてをり例へば貝の虹いろの洞
14
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紫苑
鯨波たえてひさしきいさなとり太地の海はけふも暮れゆく
11
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みやこうまし
白梅は七分ぐらいで見るがよいその純白の汚れざる頃
28
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みやこうまし
安らぎとはこういうものか認知妻デイに送りし後の静かさ
27
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紫苑
いはひごととはほど遠き厨べに月餅ひとつもてあましをり
4
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紫苑
さまよへる夜ごとの影をかたはらにコンビニの灯のぼんやりと照る
10
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遠井 海
気の利いたことも言えずに子どもらとただ黙とうをした六時間目
31
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あまおう
唇についた余韻を舐めながら花見は先の、みたらしだんご
19
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庭鳥
一夜明け帰宅した日を書き留めた歌を今年も同じ日に見る
14
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横雲
さらでだに恋しきものを待つ風にゆるゆる靡き菜の花薫る
7
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falcon
風に散る花ひとひらの悲しみをつつむ弥生のひかりのどけき
11
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リンダ
献血の血の色かさね飲むワイン瓶に沈んだ葡萄悲しき
5
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河のほとり
山々の花の盛りはふもとなる里もあらしに香る頃かな
7
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みやこうまし
それなりの独創求め歌を詠む遊びとは言えまともに悩み
8
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ふきのとう
東北の惨状見るたび苦しくて我がぬくもりを罪と思えり
16
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もなca
子供らの声がはじける公園に陽のかたむけばやがて静けさ
14
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紫苑
愛咬や散り敷く梅が香のとほく闇間に冴ゆる糸切歯かな
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