まるえふのお気に入りの歌一覧
恣翁
故郷の法事に集ふ親類の児等 吾を知らず おっちゃん、誰や
40
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みやこうまし
死に向かい吐き続けんや短歌生きる命の呼吸と言うべき
26
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あき
ふつふつと腹の中身は煮え立つがひっくり返すちゃぶ台がない
32
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横雲
山里の風緩くして鶯の声いとほしくいだく谷あい
2
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河のほとり
うぐひすの鳴く山のベのタ影にほのぼの見ゆる桜花かな
15
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由翁
ゆっくりと時間が過ぎる無人駅開聞岳と黄色のポスト
11
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三嶋
酒盛りに急ぐ人らを見おろして あなたはさくさく微笑んでいて
13
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紫草
青空の眼にしみわたる春の日にさくらさくらと咲きこぼれたり
23
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桜園
両方の墓にまいれば暖かな陽のさしこめる彼岸明けの朝
28
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河のほとり
山桜雲居のごとき盛りには鳥や飛ぶべき空を知るらむ
5
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浅草大将
ともに咲けばいづれを梅よ桜よとわくもあやなし花のながめは
16
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falcon
うす衣のあはきくれなゐ夕霞こころ残して街にまぎるる
22
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みやこうまし
風に添いゆらら気儘の糸桜流れながらに花を咲かせぬ
13
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紫草
人生の最終日こそ「おめでとう」「ありがとう」と言えたらいいね
17
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恣翁
朧なる月 ひとけなき炊事場の三和土に 暗く光りたりけり
63
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ふきのとう
歌友は夫の介護に日々追われ歌を忘れたカナリアと言ふ
21
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紫草
愛されるために生まれて来たのだよ雄蕊ひろげて肥後椿咲く
18
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いり子
君の目にうつるすべての東京が優しかったらいいな 春だし
10
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舞
何時かまた桜咲く頃君連れてさまよい訪わんみちのくの空
15
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河のほとり
思ふこと空しく過ぎて世の中はやがて夜ふかき夢となりなむ
12
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