まるえふのお気に入りの歌一覧
千草
故郷は東の空に桜島ぽっかりと空く東京の空
3
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紫苑
女の神に愛されつるかあしひきの山の申し子妙高に果つ
6
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紫苑
鈍空にバベルの雲の浮かびゐてわが滅私奉公もけふまで
5
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紫苑
咲き出づる花梨のはなのつつましく夢みてをりぬ黄金の実りの
13
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浅草大将
少女への一歩を踏めりをさな児は赤き鼻緒の足駄目ばゆく
12
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文麿
風ぬるみマフラー外す夕暮れにきのふと違ふさへずり歌ふ
15
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みなま
ひさかたの光川面にきらめきて魚影求むる青鷺傾ぐ
28
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みやこうまし
しぐれども今朝の散歩は軽々し身体が応う春の胎動
17
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横雲
おともなくほの紅色に萌え含み花や頼まむ春雨のふる
8
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紫草
指先の感の尖がりを確かめてそっとなぞりし君の輪郭
11
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千草
豆腐屋の鳴らすラッパのプーウーが喧騒に消ゆ夕暮れの街
10
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東大寺
雪深き 山里未だ 静かなり 主亡き家の 振り子の時計
5
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紫苑
嘆けとてやいばの月の照り映ゆるけふきさらぎの朝まだきかな
15
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紫苑
闘ひに疲れしひとを抱きしむる腕もたざれば聖母にあらず
13
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あまおう
きみの居る空間に差す陽光は春の香りがするんだろうな
25
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ふきのとう
名物のみやげを持ちて降り立てば一面の雪に現実を知る
18
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ふきのとう
広島のにぎわいのなか戦災のドームだけが証しとなりゆく
14
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ふきのとう
白壁に歴史刻みて倉敷に流るる川は清く澄みたり
22
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みやこうまし
私よりずっと長生きするだろう楡の巨木を叩いて見上ぐ
27
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恣翁
熱狂と青き驕りに酔ひ痴れて 情熱をもて堕ちてみまほし
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