夏緒のお気に入りの歌一覧
ほとり
細胞のひとつひとつをすみやかに正しい水でみたしてほしい
27
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やじまっく
ひざのうえのねこのひたいをゆっくりと(かたいメメント・モリの感触)
6
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沼尻つた子
すくいとるブルーベリージャム老人になったあなたを裸眼で見たい
5
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ゆべし
宛名なき葉書をましろき陽光にあぶれば浮かぶ郵便屋の午(ひる)
9
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緋色
愛犬の尾っぽの先がお日様の色を宿して洗濯日和
12
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詠み人知らず
春の野に咲きたる花のももちどり百千も鳴けど風の静かさ
12
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Coo
鉛筆を握ったままで眠る子の耳には届かぬ春の雨音
7
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千葉撫子
誰ぞなく遠く響くは麗しきつひぞ來たれる春のうたかな
10
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対空
一秒毎に死んで毎秒生まれ変わるから進化論 もう飛ぶ
1
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緑里
黒板の宗教論には飽きたので「猥談しよう」と叫びたい午後
7
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うにうに
奔放な歌一つ持て 雲一つ無い空に立つ文字列を持て
52
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geriondc
また誰もいないところにあるきだす つめたい風がすきなだけです
35
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ことり
ふんはりと草をかき分け異界より戻りしやうな猫の眼差し
8
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まるたまる
湖は浅く広くて美しい泳ぎ方さえ解っていれば
16
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詠み人知らず
真夜中の記者会見でわたされた銀の光が手にあるのだが
5
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安奈
彼氏とかいるの?の「とか」に含まれる彼氏以外の成分に悩む
23
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詠み人知らず
コンデンスミルクの香り春近し
9
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くも
しばらくを西日のなかに眠りいる 甲虫のにおい君に感じつつ
2
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卯月
懐かしいものがたくさんありすぎて泣きたくなるの遠いバス停
7
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紫苑
「目を閉ぢて聞ゐてください」永遠のあはひにひかる一日のあり
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