染季のお気に入りの歌一覧
逢
捨てられたかなしみをすべて受けとめているから海は冷たいのだろう
31
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詠み人知らず
手折られるほど弱くない芍薬が愛の重みを受け止めて散る
18
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たつかわ梨凰
星屑を深みに吊るす水面にて消えつつ光る明日の蛍
15
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在原紀之
早朝の雨に濡れたる紫陽花の艶やかなるは梅雨の宝石
14
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れお
電線の五線譜 渡り鳥たちの音符 譜面を飛び出し歌え
2
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おおみはじめ
貸し出した笹井宏之歌集には歌が添えられ戻りくるらし
19
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光源氏
滿月の歌のこぼるる雲間かな天の浮舟漕ぎ隱れ見ゆ
21
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詩月恵
片づけが下手なわたしの心にはあなたがいまも居座っている
18
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田中ましろ
悲しみも月とおなじだ裏側を見せずわたしの周りをまわる
23
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田中ましろ
一回のオモテの妻の攻撃が もう三時間続いています。
128
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まるえふ
オレンジの西にバカァと叫んだらカラスにアホゥと言い返された
8
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シュンイチ
海からの手紙に寄せてぼくたちの古いラジオの詩をつたえよう
18
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きりあ
寒すぎてセロトニンとドーパミンが足りない春に蹴りを入れてる
10
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ケンイチ
我のみがアンダルシアの陽に背き霧立つ海の風にさ迷う
23
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聴雨
にほやかな風なる文は幻かあくれば消ゆる夢の如くに
6
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詠み人知らず
春は名のみ歌い損ねて夏来ぬる思い出すのは椰子の実ひとつ
8
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光源氏
花の香に誰や心をとどむらん袖の涙で夢を見るまでに
16
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緋色
お手玉のあずきを庭へ逃がしてる 無垢な坊やの祖母への秘密
12
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詠み人知らず
まだ見ぬ地イタリア恋し旅行地図ピアノにたずね歌うベルリイニ
3
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トーヤ
もう一つ二つ三つと切り捨てよ伸ばした髪と染み付いた嘘
12
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