高野鴨のお気に入りの歌一覧
紫苑
たわわなる花と盛るか金色の鳥枷を解くすべを知らざり
15
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恣翁
春風に 揺蕩として 柳絮舞ふ 是れ無情ゆゑ 行方定めじ
22
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詠み人知らず
おきまよふ霊魂なるらんかなしみは春に消ぬべき雪ならなくに
28
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光源氏
咲く花は長くもがなとみ吉野の灯し火ゆらく春の名殘に
18
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詠み人知らず
玄関にひとりばえしたうりの花みるたび顔がほころんでくる
22
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詠み人知らず
夏木立ひときわはゆる百日紅桃色の花甘きをさそふ
25
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鴫沢葦穂
別れ行く村の甍を眺むれば春待つ丘に寒風ぞ吹く
40
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浅草大将
うち靡く春をなみだの滝さくら何もいはきに咲くぞ哀しも
13
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在原紀之
あの頃の二人に戻れてももう一度別れを知るなら戻りたくない
6
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キタハラ
チャリティーと名づけすべてを美談化すあんたとは手をつなぎたくない
17
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水島寒月
睡蓮の葉を束の間と震はせて真鯉のひとつ泳ぎゆきけり
8
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車男
望みなく生きゆく我の余命をば夢断たれたる人に届けよ
26
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水中あやめ
夢抱き去りゆく人もひとときは春の嵐に惑ひぬるかな
10
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恣翁
故郷は 旧姿留めず 春の海 静かなれども 心ぞ傷む
25
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詠み人知らず
百に充ちた紅涙に自己愛を憶えし少女の胸は今宵白鳩の血を飲む
1
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詠み人知らず
あらざらむこの世の外を見し人のこころの関をとふこともがな
19
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悠々
木の芽時なればをみなも魔羅を詠むわれは歌はむ火処の沸りを
11
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光源氏
東北に野球は勝てど喜べぬ我が大垣の気持ちはとどくか
11
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浅草大将
花咲くの知らせひとつを留めたり風の便りは聞き流しつつ
15
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光源氏
球宴を思ふ心は皆同じ音にあらはれて潔しとす
12
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