緋色のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
いまもなを野辺に残りて忘れえぬ紅引く如き秋あかねかな
22
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冬野 凪
目覚めると妻が蛹になつてゐる今朝はフレンチトーストにしやう
7
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浅草大将
あしひきのやまと心を尋ぬればはぐれ千鳥の磯のなきがら
15
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あき
かじかんだ指をあなたが掴むから六度七分で火傷をしたわ
51
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悠々
生きるてふこと切なくて海見ればなつかしき貌なつかしき聲
21
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詠み人知らず
「秋の野に帰りたかった」とつぶやいた林檎のうさぎテーブルの上
16
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楓
こんなときひとりぽっちでいるほうが傷つかないし傷をつけない
22
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詠み人知らず
どの葉にも愛していたと書いてある落ち葉は落ち葉絶頂の紅
12
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ほたる
ペディキュアも知らない頃の素足には桜貝がならんでいました
9
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芳立
人の身に生まれたる世の寒風にあらましごととよしなしごとと
8
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詠み人知らず
校庭が宇宙の隅と繋がっている様な孤独 五時半の闇
12
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七色コイン
15和音聴いたみたいな夜だから、チャプリンみたいなダンスをするの。
8
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笑能子
ぱらいそは常にあなたの胸の中賢しら顔の奴らにはなく
4
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まるえふ
癒えぬ傷言えぬ言葉は抱いたまま蒼白き肌夜明にさらす
12
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シュンイチ
まだ飛べぬことりみたいに地を蹴ればもがいてたって生きていけるね
11
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リンダ
苔むした地蔵が並ぶ階段に取り残されて一人眺める
10
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七色コイン
きみが居た冬の校舎に戻れずに、俺は砂漠を彷徨っている
11
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リンダ
別れ際ぎゅっと握られ手のひらが隠した想い黙って告げる
12
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芳立
あまやかにとろける花に酔ひながら豆ひとつぶをまさぐつてゐる
9
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白亜
胸を射る矢のするどさで吾をみつめ とらへて放さぬをのこの瞳
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