海生ろらびのお気に入りの歌一覧
七色コイン
さよならは言わない主義だ、言うときは、そっと立ち去るタバコくわえて。
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半格斎
聲高に鳥鳴きゆれる葦原に始まる戀のおとづれをきく
14
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葡萄
晴る空に在るも無くとも月弓は人の心を満ち引きて射ぬ
21
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ふきのとう
夏の日にパラソルさせば涼風は緑の髪をとおりぬけゆく
16
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芳立
青嵐ぬきたつ鈍の塔ひとつ田のさかづきに呑みほさむとす
9
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きさ
ビールより麦茶が似合う青春のアルバム写真が今は眩しい
5
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詠み人知らず
ガリガリとアイスキャンディー削るよう いつかなくなる 甘い青春
14
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詠み人知らず
ひゅうひゅうと浮き世の噂風の音空耳で聞く己の相場
10
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きりあ
高い空そこに居る者居ない者鞠つくわたし地にただひとり
13
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浅草大将
日のもとにひかる緑を愛づるとき陰なる幹の色を誰ぞ知る
17
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詠み人知らず
ほととぎす去年と変はらぬ音に鳴けど古りゆく身にはまさる悲しさ
10
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舞
酔うほどに心は偲ぶ一言を告ぐべき君の影を想えば
5
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光源氏
ゆららかな迷ひの旅は終はるまじいづれ覺える時の念佛
14
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芳立
あかねさす君を愛すと告りつればベーと答ふる夏の川べり
11
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光源氏
逢ふこともかなはぬ夜の月明かり惑ふ心に闇のいざなひ
11
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緋色
「この土を被せた後は泣いていい」父の言葉が土、重くする
26
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聴雨
さみどりの野に一服の雨落ちて朱夏にもえ立つ思ひ鎮むる
10
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狭霧
朝もやの消え残れると見し谷は白雲木の盛りなりけり
7
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浅草大将
愚痴ばかりたらたらちねの母の日はせめてきくでも捧げたいけど・・・
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まるたまる
藍染めは着られ洗われその色をなお鮮やかに己色にする
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