千鴇のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
主引き白内障で行く犬の散歩へ浮かぶ幾とせの幸
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海生ろらび
涙雨止めとは言わぬただ一つ沁むる傷への傘はまだかと
10
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さとうはな
さよならを開いてみたら鳥でした 白くて少し傷んだ羽の
21
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ほたる
冬薔薇 あなたがくれた幸せと同じ数だけ手に刺さる棘
23
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さとうはな
はじまりが雪の野原を駆けてゆく 水仙の花 口にくわえて
10
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在原紀之
花見れど止まぬ戦に涙して鳥の声にも離別を恨む
8
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さとうはな
水色の鳥 胸に飼うあのひとは ふたりでゐても淋しさうです
18
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さとうはな
はじまりもおわりもないやうな海 我が亡骸は砂粒の形
7
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さとうはな
瞳には玻璃の藍君は籠には留め置けぬ蝶
7
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トーヤ
上を向く心をくれた太陽と差し伸べられた温かな手が
18
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浅草大将
雪晴れの夜半の軒端にひとしづく垂氷を落つる月の玉水
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紫乃
出逢ったら、味わい、咀嚼し、消化して、 また新しく生まれ変わって、
6
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舞
音も無く夜間飛行機瞬いて天空を行くオリオンの下
10
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まるたまる
明け方の月はなおさら大きくて嘘も秘密も見抜かれている
23
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たんぽぽすずめ。
陽が落ちて山並み消えた満月へ獣が騒ぐ君が居たから
17
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貴妙法師
金星の小さき光の鋭さに 出ずるをためらう立待の月
4
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蒼月
手探りで仰ぎ見た空 仄白く春を想ふる月の葩
8
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加祢
ゆるらかに流るる音を辿りゆけばかたし結ひ目も解く心地する
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さとうはな
さみしさとせつなさのかげ取り出して氷の海に沈めてみたい
6
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さとうはな
ひるひなか空は和音に染まりゆき白いベンチに降り積もる雪
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