二斎のお気に入りの歌一覧
浅草大将
徒らに逸る心のあつさ弓はるは名のみといや引き締めむ
20
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浅草大将
さきはひを丘にいのりて打つ鐘の響けば消えて静かなる海
20
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一葉
積もりゆく秘密をつめてふくらんだ重たき月ぞ鈍くひかりて
28
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一葉
咲き誇る華もやがては芥なり名も無きままに清らに散りて
3
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一葉
衣擦れの艶めく音に重なりし松の雪墜の幽けし音ぞ
7
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山桃
きれぎれの言葉は空に薄雲の夢ともいへぬ流流草書
14
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芳立
寒き月かかるうす雲こほらせて照り合ひまさりかすみこそせね
15
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浅草大将
踏締めてゆき路のいかに遠くとも命ありせば越しの白山
16
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恣翁
老いたれば 夢覚め易き 冬の夜も いつか明くべく 春の日ぞ来る
23
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三沢左右
花の名を知らない僕の掌の中の花をあなたの名前で呼ぼう
109
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さとうはな
朝まだき木々に残れる雨粒のひとつぶごとに凍える宇宙
43
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夏嶋 真子
ひたむきにひかりのかけら集めては太陽を編む冬のたんぽぽ
30
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詠み人知らず
ちとせふる末葉にことは伝ふらし神つ国江とはらからの人
16
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浅草大将
酌む酒にこころ解けばうばたまの黒髪ほどの長き哀しみ
14
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芳立
淡雪の花はふりつつしろたへの袖にとどむとみれば消にけり
18
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浅草大将
浪しぶき砕けて凍る巖が根になほ積みやまぬ海のしら雪
20
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光源氏
有り明けのゆきあふ君が白妙の袖にとどむる花の白雪
15
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じゃこ
君(またはなるべくかっこいい男子)、聞いて。うち今日めっちゃ泣いてん。
30
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恣翁
寒梅の 枝に宿りし 雨滴 生気を帯びて 朝東風に揺る
35
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光源氏
ほのかにも見てし心に春の雨色あるごとに嘆くうぐひす
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